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シードルについて

シードルとは

フランス北西部に位置するブルターニュ地方では、人々の生活とりんごは深く共存しワインの生産地方とは異なる独自のりんご文化を築いてきました。りんご作りに最適な気候、土壌を持つフランス・ブルターニュ地方が育んだ産物、それがシードルです。

Marie-Noëlle PARIS.  35 AMANLIS.
りんごの発泡酒「シードル」

ブルターニュの農家に必ず植えられているりんごの木はシードル専用の品種。美しい樹形は緑豊かな田園風景の中で大地の恵みの象徴です。収穫後戸外で平置きされたりんごは、圧搾機でゆっくりと絞られ、果汁が樽の中で自然発酵して微発泡酒“シードル”となります。
つまりシードルには添加物が一切なく、りんごそのままで糖分がアルコールと炭酸ガスに変化し、度数2~5%の発泡酒が出来上がります。昔は自家用に造られ、炭酸と渋味・酸味が喉の渇きを抑えるために水より多く飲まれることもありました。

ヘルシーの理由:シードル用リンゴ

シードルにはビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富で、特にポリフェノールを多く含んでいます。ポリフェノールは植物が”活性酸素”から自らを守るために作りだす植物性物質で、リンゴやブドウ、お茶などに含まれる渋み・苦味の成分です。

昔から人は、果実を皮ごと食べて日々の食生活の中で自然にポリフェノールや食物繊維を豊富に摂取していました。シードル用リンゴは小粒で果皮の部分が多く、ブルターニュ産のシードルには食用リンゴの5倍ものポリフェノールが含まれています。

体内で発生する「活性酸素」は核酸を酸化させガン細胞の元となったり、コレステロールを酸化させて血管内に付着したり、皮膚内のコラーゲンを破壊しシワやたるみをもたらすなど、悪作用を及ぼします。洗練された現代の食生活の中で無理なくポリフェノールを摂取できるシードル・ノンアルコールシードルを食卓でお使いいただくことをお勧めします。

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ワインの一種?

いいえ。りんごの発泡酒で、ブリュット(辛口)・ドゥミセック(中辛口)・ドゥー(甘口)があります。シードルのほかオードヴィー(蒸留酒)やポモーなども造られるブルターニュでは、ワインの地域と異なる「りんご文化」があります。(→ 次のページ参照)

ワインよりもアルコール度数が少ないシードルは、すっきりとした口当たりの良さでシーンを選ばずどんな料理とも合います。

8℃〜10℃に冷やしてお飲みください。

ソムリエから

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元帝国ホテルシェフソムリエ 涌井稔氏より

すっきりとした口当たりのシードルは、どんなお料理にも合います。

魚介料理には辛さが特徴のシードルを、コクが豊かなシードルには肉料理、またそれぞれの料理に合うシードルの繊細な味や香りを探し選ぶことも奥深い楽しみです。

シードルの製造工程

伝統製法

シードル専用のりんごの栽培に適した土壌と気候を持つブルターニュでは、工業化してしまったシードル作りとは異なり、伝統の技が継承されています。りんご農家が集まってシードル生産者組合※を作るなど、ゆったりとした暮らしを続けつつ新しい取り組みに挑む作り手も現れ、時代に即したプレミアムなオーガニックシードルや、ノンアルコールシードルも開発されています。砂糖や添加物は一切加えない、りんご本来の味と芳香を楽しめる正統的なシードルを見分けることは、今の市場で難しくなりつつありますが、ブルターニュの伝統は新しい時代へと継承されています。

伝統製法を守りつつ、革新的な製品開発に取り組むシードル製造組合をご紹介いたします

シードル “ヴァル ド ランス”

大地の恵み、そのままのおいしさ。

ロングセラーのシードル ‟ヴァル ド ランス” では、シードル専用に育てられたブルターニュ産のりんごを100%使用。
ビタミン、ミネラル類、アミノ酸が豊富で、ポリフェノールを多く含んでいます。
また、アルコール度数が低いシードルは、飲むシーンを選ばずどんな料理にもよく合います。
8℃~10℃に冷やしてお飲み下さい。

レ セリエ アソシエ社はランス湾の陽光がふりそそぐプルディアン村に、1953年に設立されたシードル製造組合です。今日では300名近い地元の契約農家が地元固有のりんごの品種を大切にしながら、シードル用のりんごの栽培に従事しています。ここで造られる高品質のシードル「ヴァル・ド・ランス クリュブルトン」は40種類のリンゴをブレンド。試飲はカーヴ ア シードルにて、お食事とともにル ブルターニュ(クレープリー及びバー ア シードルレストラン)やブレッツカフェにてお楽しみいただけます。

Val de Rance Biologique